2020年09月18日

インフルエンザ予防接種

新型コロナウイルスへの不安もあり、インフルエンザ予防接種への関心が高まっています。風邪とインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症は症状が判別しにくいと言われています。新型コロナウイルス感染症との鑑別をしやすくするため、インフルエンザを可能な限りの予防が今シーズンにおいてはより重要と考えられています。インフルエンザワクチンは、接種から効果を発揮するまでに約2週間程度かかります。通常は10月上旬から12月中旬までに接種を終える方が多いです。流行が始まる前の接種をおすすめしています。ワクチンは毎年型が違います。今年は以下の内容になっています。
A/Guangdong-Maonan (広東-茂南) /SWL1536 /2019 (CNIC−1909)(H1N1)
A/HongKong (香港) /2671/2019 (NIB−121)(H3N2)
B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR−11)(ビクトリア系統)

今年はワクチンを接種し、インフルエンザにかかりにくくし、新型コロナウイルス感染との区別をつけやすくしましょう。
posted by Kaoru at 23:58| Comment(0) | 日記

2020年08月21日

クラスターの発生を避けるために

厚生労働省のクラスター班の調査からは、COVID-19感染者の約8割の感染者は二次感染を起こさず、残りの2割が一定の条件を満たす環境において複数人に感染させるということが分かっています 。これはCOVID-19以外の感染症でもみられる、いわゆる20/80ルールと呼ばれる現象です。クラスターの発生を防ぐことは、感染者を大幅に減らすことにつながります。
クラスターが発生しやすい条件として、換気が悪い空間で、多くの人が、近い距離で、大きな声を出したり、歌ったり、運動をして激しい呼吸をすることが挙げられています。
かつてクラスターが発生した場所でも、上の条件がそろわないように、次のような取り組みを行えば、感染のリスクはかなり下げられると思います。
• 人と人の距離を1メートル以上空けるか、飛沫を飛ばさない工夫をする(同居家族を除く)
• 唾液で汚染されたものや食品を共有しない
• 手指衛生を行う
• 換気を図る
一方、効果が不確実あるいは有害である可能性がある対策として、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水を空気中に噴霧することには呼吸器毒性や呼吸器刺激性がありますので、避ける必要があります。また、空気中に消毒薬を噴霧することでウイルスを不活化できるという科学的根拠はありません。これらの理由で世界保健機関(WHO)は空間噴霧を避けるよう勧告しており 、病院でも人がいる場所での消毒薬の噴霧は行っていません。加湿器や空気清浄器の使用がCOVID-19を予防するという根拠もありません。加湿器の使用はときにレジオネラや緑膿菌の繁殖をまねき、高齢者など免疫不全の方に肺炎を引き起こす場合があるので注意が必要です。(続く、、、)
posted by Kaoru at 13:52| Comment(0) | 日記

2020年08月03日

接触感染を防ぐ対策

接触感染を防ぐには、外出中にはできるだけ顔に触れることを避け、適切なタイミングと方法で手指衛生(しゅしえいせい)を行います。また唾液が付着したと思われる食器や食品を共有することを避けます。
手指衛生には二通りの方法があります。一つは石鹸と流水による20秒以上の手洗い、もう一つはアルコール(濃度60%以上)を用いた20秒以上の手指の消毒です。
手指衛生は、次のタイミングで行うとよいでしょう。
• 出勤時、退勤時
• お店に入るとき、出るとき
• 帰宅時
• 調理、自身の食事や食事介助の前後
• トイレのあと、トイレ介助のあと、オムツ交換の前後
• 唾液や痰などの体液に触れたあと(咳やくしゃみを手で受けたあとなど)
• 動物との接触後や動物の排泄物を取り扱ったあと
• ゴミを取り扱ったあと
一日に1回程度、高頻度接触環境表面(high touch surfaces, HTS)を消毒することも推奨されています。HTSとは人が手で頻繁に触れる環境やモノの表面を指します。代表的なHTSには、机、椅子、カウンター、ドアノブ、電気のスイッチ、キーボード、マウス、水道のハンドル、電話などがあります。消毒には、界面活性剤を含む家庭用洗剤、アルコール(濃度60%以上)、次亜塩素酸ナトリウム溶液(濃度0.02%〜0.05%)などを使用します。次亜塩素酸ナトリウム溶液は金属に繰り返し使用すると錆が生じることがあります。新型コロナウイルスに対して効果が確認された界面活性剤を含む洗剤のリストは独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページに掲載されています。
HTSはその名の通り、人が手で頻繁に触れるわけですから、常に無菌の状態に保つのは不可能です。また、HTSに触れずに生活はできませんので、やはり接触感染予防には手指衛生が最も重要、かつ有効です。(続く、、、)
posted by Kaoru at 00:03| Comment(0) | 日記