2021年08月23日

妊産婦さんの新型コロナウイルスワクチン接種について

8月14日、日本産科婦人科学会及び日本産婦人科感染症学会から正式な見解を発表しましたので、原文は以下の通りです。
昨今、新型コロナウイルスが若年者を中心に急速に感染拡大し、多くの妊婦さんの感染も確認されていま す。一方で、新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンは、高齢者に限らず基礎疾患を持つ者、それ以外の者へと順次拡大されております。 @ アメリカ疾病対策センター(CDC)は妊婦さんへのワクチン接種を強く推奨する声明を出しています。 わが国においても、妊婦さんは時期を問わずワクチンを接種することをお勧めします。A 妊婦が感染する場合の約8割は、夫やパートナーからの感染です。そこで、妊婦の夫またはパートナーの方は、ワクチンを接種することをお願いします。なお、このお知らせは、最新の知見に基づいて 6 月 17 日のお知らせを更新するものです。1. 妊娠中、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとされています。2. 全国的に感染地域が拡大し、感染の多い地域では感染拡大が過去にない拡大となっています。そのような地域にお住まいの方や、糖尿病、高血圧、気管支喘息などの基礎疾患を合併している方は、ぜひ接種をご検討ください。3. 副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありませんので頭痛がある場合も内服してください。 4. 副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(流産、早産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦と同 じであると報告されています。なお、接種を希望される場合は、以下の点にご留意ください。 大丸1 新型コロナワクチン接種の予診票には、「現在妊娠している可能性はありますか。または授乳中ですか。」という質問がありますので、「はい」にチェックし、あらかじめ健診先の医師に接種の相談をしておきましょう。接種してよいと言われていれば、その旨を接種会場の問診医に伝えて、接種を受けてください。大丸1 妊娠中の方は、里帰り先の住民票と異なる居住地の産科医療施設で接種を受ける場合「住所地外接種届」の提出は不要です(接種場所により届け出が必要になることもあるので、里帰り先の行政機関にお問い合わせください)。 大丸1 予定された2 回のワクチンを接種しても、これまでと同様に感染予防策(適切なマスク使用、手洗い、人込みを避けるなど)は続けてください。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210814_COVID19.pdf
http://www.jsog.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=1
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2021年08月09日

新型コロナウィルスの変異について

一般的にウィルスは増殖・流行を繰り返す中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウィルスも約2週間で一か所程度の速度で変異していると考えられています。現在、新たな変異株が世界各地で確認されており、こうした新たな変異株に対して警戒を強めていく必要があります。日本では、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)への置き換わりが進んでおり、スクリーニング検査での陽性率(機械的な試算)は、全国的に約45%となっています。
B,1,617.2系統の変異株(デルタ株)は、B1.1.7系統の変異株(アルファ株)よりも感染性が高いことが示唆されています。厚生労働省では、新型コロナウィルスのゲノムを解析し、変異の状況を監視しています。世界保健機関(WHO)や専門家とも情報交換を行い、こうした変異の分析・評価を行うとともに、国内の監視体制を強化しています。また、変異株事例が確認された場合には、検査や積極的疫学調査を強化して、感染拡大防止に取り組んでいます。
個人の基本的な感染予防対策は、変異株であっても、3密(密集・密接・密閉)や特にリスクの高い5つの場面の回避、マスクの適切な着用、手洗いなどが有効です。ワクチンについては、変異株に対しても2回接種後には有効性を示す研究結果も報告されているなどと評価・分析されています。(2021年6月20日時点)
posted by Kaoru at 19:26| Comment(0) | 日記